生理痛と生理前の症状を緩和するお灸ケア

日常に気軽に取り組める、リアルなセルフケアを発信します。

多くの女性が、「お灸を試そうかな」と思うきっかけは、肩こりや腰痛にならんで、婦人科のトラブルがあります。生理の下腹部の激しい痛みや頭痛、生理前数日にわたって感じる様々な不快感は、考えただけで憂鬱になります。時には、何も手がつかないほど痛みで苦しむ方もおられます。

今日は婦人科全般、中でも月経時の痛みや月経前に生じる様々な不快感に用いるツボをご紹介します。お灸は、ツボを使ったセルフケアのベストアイテムです。動画、もしくはこのページを読んで、「やってみたい」と思われたら、ぜひお試しください。

準備するものとお灸の種類

  • お灸
  • ライター
  • お皿(コップ)水を中に少量入れておくと安心です

この動画で用いたのは、釜屋もぐさ本舗のカマヤミニスモークレス

台座型とは異なります。筒状のお灸です。一つ当たり20円ほど。一度に2~4個使うので、一回のセルフケアが50円から100円です。

スモークレスは、自宅でお灸をするときに、においや煙が気になる方におススメです。難点は、少々高めだということ。他のお灸と比較します。

例えば初心者向けにお勧めするせんねん灸さんの台座型は、一つ当たり15円です。もっとも、

こちらだと25円です。煙がでないものでお探しの場合はカマヤミニスモークレスはおススメです。

※ところが動画をご覧いただくとわかるのですが、皮膚にくっつく力は筒にだけ糊がついているので、弱いんですよね、、、。台座型のせんねん灸さんは高いけど、安心でもある気がします。

ツボは、三陰交(サンインコウ)とレイコウ

三陰交は、こちらをご覧いただくか動画で。レイコウは動画で確認ください。

ツボのセルフケア方法については、口を酸っぱくしてお伝えします。だいたいで構いません
500円玉の大きさ以上離れていても効きます。お灸はだいたいで結構効く。だから、安心して始めてください。

三陰交は、婦人科のトラブル全般に使えるツボ

三陰交は、婦人科トラブル全般と妊活で流派を越えてよく用いるツボです。また、婦人科が絡むので、産後鬱の方にも使用できるかもしれません。

三陰交:生理痛・PMS・妊活・排卵痛・生理痛が生じる原因となる疾患(子宮内膜症やチョコレート嚢胞など)・産後の疲れ・産後の精神的な疲労・更年期障害・生理不順等、婦人科トラブル全般

レイコウは、症状が激しい時に使うツボ

レイコウは、私が学んだ流派では、生理痛が強い時、特に下腹部(子宮の周り)に痛みを強く感じる時に用います。ここから応用して、PMSで下腹部に痛みや違和感があったり、腰や恥骨周りが重くなったときは、レイコウを追加します。

生理周期のどの時期にする?

三陰交は、婦人科トラブル全般に効くので、いつでもやりたい時にスタートしてください。

レイコウは、症状が強くなる前からスタートした方が効果が感じられます。
・PMSの場合は、症状が現れる前から症状が軽減するまで
・生理痛の場合は、生理前から生理が終わるまで。

数か月続けていくと、ご自分にとって効果が出やすい時期がわかると思います。

どのタイミングでする?毎日する?

やりたい時にお勧めしていますが、入浴前後は避けていただきたいです。

お灸を用いたツボの刺激は、部分的に温めることで効果が出ます。直後に入浴やシャワーで全身を温めると、効果が減少します。入浴前30分は避けて欲しいです。

入浴後は、皮膚に水が多い状態です。入浴直後にお灸をすると、水膨れのようなやけどを生じる可能性があります。特に、むくみ体質の方や、レイコウのツボがぶよぶよしている方は、注意が必要です。入浴後30分は避けてください。

理想は毎日ですが、体質によっては、お灸の跡がやけどのようになる方もいます。皮膚がちょっといつもと違う場合は、間隔をあけるなど、様子を見てください。

毎日するのが億劫の方、飽きっぽい方、全く問題ありません。やりたい時にやってください。

セルフケアは気持ちよくてなんぼです。「やらなきゃ」と思って続けるのは、心に優しくありません。無理ない範囲で続けることが大事です。

仙骨カイロやヨモギパッドでも婦人科トラブルに対応できます。気持ち良いと感じるものを、組み合わせてください。一番ご自身にあったスタイルが出来上がります。

どこまで改善できる?

これは正直にいって、個人差がかなり大きいと感じます。ここで言う個人差は、「痛みや症状が重い人ほど改善しにくい」のではありません。「症状が出た背景によって回復する度合いが異なる」という意味です。

ここは、私達提供者を含む多くの方が勘違いしています。

例えば婦人科のトラブルが、東洋医学的な気の滞りだけの場合や、症状が出てからあまり時間がたっていない場合などは、回復が早かったり、とてもよく効いたと実感します。

ですが、精神的なストレスを抱えていたり、長年の症状が関係する場合などは、回復に時間がかかりますし、症状も簡単には変わってきません

この場合は、痛みをまずは緩和しましょう。お灸を試したい多くの女性が、「なるべく薬を使いたくない」というお気持ちがあります。ですが、私は「日々を快適に過ごして欲しい」と願っています。ある程度は、痛み止めを服用することも有りだと思っています。

セルフケアを過信してはいけない

痛みや様々な不調があるときに、理想としては、それが大きな病気でないかを確認することがスタートです。あるいは、セルフケアで症状が改善されない場合は、医療からのアプローチを検討しましょう。

私も2年前に卵巣を切除しました。激しい痛みと出血が多いことでフラフラでした。経過観察を病院でしながら色々と試したうえでの決断です。この判断は自分を楽にしてくれました。

一方でガンは、病院での対応がベストです。この業界に身を置くものとして、諸説あるのを熟知の上で、標準治療を最優先して欲しいと思っています。

セルフケアは、よりよく生きるためのからだのお手伝いが得意です。ですが、命そのものを守るという意味では、現代医療の方が得意なことも多い時代です。

今は、他の方が受けた際のデータがどんどん蓄積されています。それらは、同じ病気にかかった先輩方が、後に続く私達に「からだを張って残してくださったデータ」です。そのデータをありがたく使いながら、自分に合った方法を重ねていけます。

セルフケアや代替療法の出番は、医療が苦手な不快感や不調にあると思ってくださると、世の中に存在する健康技術や情報の恩恵を余すことなく受けられると思います。

まとめ

生理痛と生理前の症状緩和には、三陰交とレイコウのお灸がおすすめです。お灸は無理ない範囲で、他のセルフケアと合わせて続けましょう。症状が改善しない場合は、大きな病気の可能性があります。医療で生じる不快感や不調こそセルフケアや代替療法がフォローできます。怖がらず、心配せずに病院を受診しましょう。

どのようなサポートが出来るか、など、一人で悩む場合は、ぜひ治療をお申し込みください。

再度動画を貼っておきます。