コロナ感染症への基本的な対策方法

様々な情報に接してきた中で、「このやり方なら、自分が出来る。しかも臨機応変に対応にできる」と考えたコロナ対策をまとめました。

ネット上のSNSやメディアでは、「コロナウイルスは危険だ」「風邪と同じだ」とか、「自粛しろ」「自粛不要」など、様々な情報が飛び交っています。多くの情報を見守ってきたのですが、何が新型コロナウイルス感染症の本当の姿なのかは、今の時点では正直分かりません。

ですが、ここで大事なことがあります。

本当の危険性がどうであれ、自分たちが出来る事は、ある程度限られています。「状況に合わせて組み合わせることが大事」だと、私は思うのです。セルフケアが「どんな状況でも何があっても、出来ることがある」のと同じです。

住んでいる場所や、季節、仕事や年齢など、私達の条件は一人一人が違います。この記事は「私は基本的にはこうするよ」というものなので、皆さんの状況に合わせて取り入れてくださるとうれしいです。

結論。これをベースに活動します

宮沢孝幸先生のツイッターを元に作成されたポスターです。宮沢先生は、京都大学のウイルス・再生医科学研究所 である附属感染症モデル研究センター で、ウイルスと宿主の共進化を主に研究されています。

ポイントは、宮沢先生が感染症としてのウイルスではなく、ウイルスそのものを知っていることです。「未知のものに向き合う時は基礎的な知識が強い」と言うのが、私の持論です。宮沢先生はご自分の研究からさらに、「安全に活動する方法」

微生物の基礎知識から考えた対策と似ていた

2月下旬の時点で、私がコロナ対策としてクライアントにご提案した内容を一部抜粋します。濃厚接触の可能性がありました。

  • 出勤前に歯磨き(口の中を清潔に保っておくと、一般論として感染のリスクが減ると思っています。ただし、科学的な根拠を確認できない段階で書いています)
  • マスクおよび、会社での手洗いは自前のハンカチか使い捨てのタオル←ジェットタオルだと感染のリスクが上がる
  • 注意アルコール消毒は、個人的には拭くとかえって広げる。殺菌作業はスプレーの噴霧だけで拭き掃除のような行為はNGだった記憶があるので、使うなら手の消毒などのみ。
  • 手の消毒は手首まで
  • 可能ならマスクは家の前で外す
  • 帰宅後はシャワー、髪の毛まで洗って除染(なんかここまでしなくても、、と思いながら書いています)
  • 衣類が感染源になる可能性を捨てられない段階ですので、着替えたらすぐに洗濯できればそのまま乾燥
  • 会社内での背広は外に干すか、他の人の衣類とは分けておいておく
  • タオルを分ける
  • 料理は銘々皿に盛る
  • キスをしない
  • 加湿器はインフルとは違うので、あまり効かないと思います。

これらは2月下旬までの情報と、私の微生物の基礎知識からご提案したものです。微生物では無菌培養法を学ぶのですが、その経験からの注意事項を日常に当てはめてお伝えしました。この内容が、宮沢先生のものと似てました。

つまり、ウイルスであれバクテリアであれ、自分で出来ることはほぼ同じだとわかっていただけると思います。

「人との接触を減らす」のではなく「感染の機会を減らす」

新型コロナウイルスによる感染症をおさえるために、東京を中心に日本が取っている戦略がこちら。一言で言うと「人との接触を減らす」です。

一方こちらは、宮沢先生が「感染の機会を減らす」ために提案したもの

どちらとも目的は同じで「行動を変えよう」と言っています。では違いは何でしょうか。

闘うのか、共に生きていくのか

前者が「出るな、人と会うな」に対して、後者は「出てもいいし、会ってもいい。そのためにこんなことに気を付けよう」です。目的は同じはずなのに、過ごし方が全く変わりますよね。

この違いは、実は背景に大きな違いが潜んでいます。前者が「ゼロにする」、後者は「ゼロではなく、限りなくゼロにする」です。

闘うのか、共に生きていくのか。

これは、ガンや生活習慣病や他の多くの病気と同じように、向き合い方が問われています。少なくとも、今の日本での新型コロナウイルスの広がり方や陽性の人数では、そのようなテーマで考えることができると考えます。

公共の乗り物を乗るときに気を付けること

この内容を、大枠も含めて書き起こしたのがこちらの記事です。
また、お二人の3月末での対談がこちらになります。

私はこのお二人の対談から、コロナウイルスへの違った視点を知りました。その知識を得たことで、冷静に考えられるようになり、自分の役割や活動を見据えることができました。

ゼロにはできない。感染機会は減らせる。このウイルスの本当の危険性がどうであっても、この方法を取り入れることは合理的だと考えています。

命を守りながら活動するために、体調管理を取り入れる

新型コロナウイルス対策は、人との接触方法や乗り物に乗る際の注意点は、宮沢先生のご提案を活用します。ですが、これだけでは不十分だと感じます。

感染しないためには、「取り込まないための工夫」に加えて、「からだの力」を引き出しておく必要があります。

外出を自粛した最初のころは、ほぼ家から出なかったのですが、大きな問題を感じるようになりました。それはぐっすり寝にくくなったことと、太ったこと、筋肉が落ちたことです。

活動を再開したら変わるという単純なものではなく、免疫機能が落ちるなと。これは免疫が全身活動だからです(興味がある方は、私の解剖生理学講座を。免疫の話をからだの仕組み全体と交えてお伝えします)。

体調管理は、免疫を正常に機能させるために、私達が出来ることです。それは大きく食事・睡眠・運動に分けて工夫が出来ます。私に当初足りなかったのは、運動です。でも、意外とこれが難しい。「わかってはいても行動には移せない」というのが、正直な気持ちでした。

そこで改めて、セルフケアや鍼灸マッサージの価値を自覚しました。

からだの仕組みを利用した体調管理は、コロナと共に生きる上で欠かせない手段だと思っています。また、からだが整うと心が整います

今年直面したのは、コロナウイルスそのものの危険性よりも、不安感と混乱です。その感情には科学的な正しさを説き伏せるよりも、からだへの安心感を味わった方が、はるかに効率が良いと感じます。

宮沢先生の行動指針も大小さまざまな工夫を組み合わせています。当院の治療やセルフケアも同じように、様々な角度から提案してコロナウイルスと共に生きる力を強化したいと思います。

まとめ 

まとめ

①侵入を防ぐ手段として、手洗い・顔を触らない・換気・人との距離をあける・(マスク←自分が感染者である前提でふるまう。また、住環境でのウイルスの量も減らす。

②感染しない、重症化しないために、ふだんの体調管理を強化する。からだの仕組みを利用したセルフケアや治療は、その手段として利用する。

2020年5月11日現在、新型コロナウイルス感染症に対する医療はまだ手探りの段階です。その中で、医療の崩壊を起こさず(現場はぎりぎりだと聞いています)に、経済活動や教育をどのように活動させるか、考える段階でもあります。

からだに関しては、このような方法で自衛し、他の心配ごとや悩みごとに向き合う。今から先はそのような段階だと感じています。