睡眠トラブルを解決する食べ物はあるのか?

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睡眠トラブルと食べ物・食事

何でもそうなんですけど、お悩みごとは具体的に聞く必要があります。「睡眠」も同じです。

  • 何時に寝て、何時に起きるか
  • 途中目覚めるのか、目覚めたら寝られないのか
  • お昼寝はするのか
  • 誰とどこで寝ているのか
  • 夜の食事は何時ごろに何を食べているか

この問診だけで、改善点は山ほど見えてきます。今回は、睡眠トラブルと「食べ物」「食事」の話を、私流のからだ的視点からまとめます。

睡眠の質と量を改善する「特別な食材」は【ない】

「うそ、テレビやネットでも宣伝しているよ」「記事や本もあるよ」

これは2時間の講座になるくらい、深い話です。よく聞かれるテーマなので、延々と話したいのですが、睡眠トラブルを改善したい方は、この先を読んでください。食材の話は置いといて、出来る事が見つかるはずです。

これまでのところ、睡眠トラブルを直接解決する食材は今のところ【ない】気がしています。

「ホットミルクや、夜食の消化にいい物、お味噌汁は?」

確かに。私も「寝付けない時にはおススメ」で読んだ記憶があります。栄養学的にはこれらは睡眠トラブルを改善する何らかのサポートがあるかもしれません。

でもからだ的には、もう少し広い視点で見ます。その方がからだを総合力でサポートできます。

落とし穴になりやすい「何を摂ったらいい?」という発想

突然ですが家の整理整頓って得意ですか?私は苦手です。小さい頃はもう、、言えない(笑)。

そんな私でも「かわいい」と思う小物や絵を飾りたくなります。だけど、散らかった部屋に何を飾っても自己満足になりますよね。心地よい空間を作るには手順があると思うんです。「不要なものを捨てる→空間を整える→好きなものを飾る」という風に。

治療でもセルフケアでも全く同じです。からだも余分なものを取り除いてから、本当に必要なものを加えます。

「何かを摂った方がいい」と思ってしまうのは、その方がラクだからです。そして「ラクして、望みを手に入れたい!」と願う私達を、広告やメディアは刺激してきます。商売は何かを打ってこそ成り立ちます。「減らそう」「やめよう」って、つまらないし、やる気も起きにくい。

だから、「何を摂ったらいい?」と聞かれるのは自然なことですが、特別は食材はありません。逆に言うと、自分たちの工夫で改善できることがあります。コストがかからず、自分で出来る方法です。

消化に負担がかからない食事+よく噛む

何を食べるかよりも、どう食べるかの方が効果的です。

  • 睡眠はからだの修繕回復に必要な時間
  • 睡眠前にたくさん食べてしまうと、消化が優先されて疲れがたまる。
  • 寝る前の食事は胃腸に負担がかかりにくいものを(油やたんぱく質は消化に負担がかかる)
  • 負担がかかるものは、よく噛んで消化を助ける

意外な落とし穴が過度な「糖質制限」

糖質制限とは、糖を減らす食事療法のことです。「健康になる」「やせる」などが目的で、細かく分けるとたくさんの方法があります。

睡眠トラブルや長期的なからだ視点では、「ちょっと待った!!」と感じる時があります。睡眠に関しては、過度な糖質制限はデメリットを感じています。

糖の働きや糖の代謝経路は端折ります。糖質制限では、「糖を制限してもヒトは生きられる、むしろ不調が改善される」と考えられています。私も治療現場の経験から、糖は取り過ぎると糖尿病だけではなく、様々な不調になりやすいと思っています。

一方で、からだに関するものは何でも「多すぎても少なすぎてもダメ」です。糖も過度に減らした場合はダメージが来ます。それは糖質制限で利用するケトン体が、からだの飢餓状態を作ることと関係するからです。ケトン体を利用した代謝は、「飢餓状態」のような危機感をからだに知らせます。この時からだは、「興奮しやすく、リラックスしにくい」状態です。もし糖質を制限しながら睡眠トラブルがある場合は、このやり方を見直す必要があるかもしれません。※ただし急激に戻すのもまた危険です。

食べ方以外にも組み合わせて欲しい改善方法

睡眠トラブルを改善する方法は、セルフケアではたくさんあります。それらを組み合わせた方が、からだの仕組み的に健全です。消化に良いものを摂ることやよく噛むこと以外におススメの方法をお伝えします。

  • 寝るスペースの確保(添い寝文化がある日本では、子育て中は多くの方が睡眠障害で悩んでいます。どこにどう寝るかは真剣に向き合った方がいいと感じます)
  • リラックスするセルフケアグッズ(湯たんぽや寝る時に使える指圧グッズ)
  • コリを改善する点温膏、マッサージ、お灸、ストレッチ
  • 睡眠リズムが乱れた場合は(足三里胃の気三点お灸パイオネックス)もおススメです。
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栄養スコアなどを細かくは追いません。そして食事指導もしません。その分、次にどうしていくか、自分で決めていくことができます。様々な理論に合わせるのではなく、自分の生き方に食事を引き寄せる。「がんばらないで続ける」ことを可能にします。