心とからだがつながっている。とはよく言いますが、大陵は「疲れすぎて心が病んでいるのか、からだが病んでいるのかわからない」時に反応が現れます。そして「生き方に迷いが生じた時」に刺激して欲しいツボです。運命を考える時にも確認します。
もくじ
位置(ずれても気にしない)

こんな時に使います
心包の邪気(余分なエネルギー)を取り除くときに用います。
心包は、先ほども書いたように「深い疲れ」で用います。深い疲れは、からだ的には「その疲れが心か身体か区別できない」状態です。この仕組みは、産後鬱や大きな病気、手術後の鬱などの仕組みを理解するのにすごく重要です。これはまた別の記事にします。
- 疲れが取れない
- 上手く寝られない、起きられない
- 手術や病気からの回復がスムーズでない
- 色々な不調が同時に起きている
- とにかく疲れている
- 人と会いたくない
- 大きなストレスと抱えている(いた)
- PTSD(過去のトラウマ)
- 産後
- 顎関節痛・食いしばり
- 股関節痛や長引く痛み
- 鬱、自律神経失調症
- 発達凸凹などの二次障害
- 【仮説】おそらくコロナ後遺症の方にも今後使うツボです
ここに挙げた症状は、「こんな時に、組み合わせるツボの1つとして選んでいるよ」という不調や悩みごとです。特に心包は他の経絡と合わせることで、深い疲れと症状を合わせて改善していきます。症状が重かったり、悩んでいる期間が長い(ひと月以上)時は、他のツボやセルフケア方法と組み合わせることも大事です。大陵はこのような時にとても適しています。
- 自分の判断に自信がない
- 生き方に迷いが生じた
- 仕事のプレッシャーや重責がある
- 人の顔いろをうかがって苦しんでしまう
- 自分の本当の気持ちがわからない
- 思ったように物事が進まない
- いじめやDVにあっている(いた)
- 生きているのが辛い(※これはセルフケアでなく、専門家につなぐ症状です)
総合的な判断が必要ですが、心包の反応があまりにも強い場合(ここでは当てはまる症状があまりにも多い場合や長い期間苦しんでいる時)は、福祉サービスや専門治療との連携が必要です。
深い疲労が起きているので、回復には時間をかけた方がいいと思います。またこれまでの生き方を根底から考える時期にも反応します。
そんな時私が使ってきたのは、「焦りたくなるよね。うん。そうだよ」です。まずはココから。そして「本当の自分を出していけますように」と伝えてきました。
おススメの使い方
- お灸(体調管理・改善)
- パイオネックス(体調管理・改善・お守りがわりに)
- マッサージ(お守りがわりに)
セルフケアの場合、ツボの力を簡単に引き出せるのはお灸です。台座型が基本です。また点灸はコスパが良いです。(点灸は皮膚が弱い人にはおすすめしません)。棒灸やテルミーも良いでしょう。
台座型なら1回か2回。点灸なら1回か3回(点灸は奇数回が多いのです。これは東洋医学では、奇数と偶数の意味が違うためです)。
パイオネックスは少し高度です。ツボの位置がわかりにくく、症状によっては厳密に取る必要があるからです。でもお守り代わりに使う分には、だいたいでOKです。
マッサージでは、いつもは骨に向かって押しますが、大陵はそのまま押し込みます。より効かせるには「なぜ押すか」が大事です。上の「こんな時に使います」を参考に何に効かせたいか決めて10秒から20秒、ゆっくりと押すのも効果的です。
以上です(笑)