ショウガは冷えを改善しない?

冷え改善講座を受講された方からご質問をいただきました。

「冷えるから、と生姜を食べれば、良いわけではない」というのがとっても気になりました。 会社では冬場に紅茶に生姜チューブか、乾燥生姜を入れて飲みます。 自宅でも、料理にニンニクや玉ねぎなどと一緒に生姜を加熱して、よく食べています。何か生姜の使い方ポイントあれば、教えてもらえると嬉しいです。

ご質問ありがとうございます。とてもいいご質問をいただけてうれしいです。今回はショウガと冷えそしてセルフケアの基本的な考え方について、お答えしたいと思います。

冷えとは何か

冷えは様々な原因が考えられますが、根っこはからだの過度な緊張です(と私は考えています)。過度な緊張は、リラックスが不十分な証拠です。そこでゆるツボの冷え改善講座では「リラックス」出来るセルフケアをお伝えします。

リラックスできるとは、まずは緊張しないこと。先ほど書いたように、冷えを起こす原因はたくさんあります。原因がたくさんあるので対策もその数以上にあります。それらを「やりたい!」で選んで組み合わせていきます。リラックスしながら続けるから、冷えが変わってくる、うまく付き合えるようになります。

冷えと食事

食事は冷えを改善する強力な味方です。食事は食材や調理法、温度、形状でからだを温めてくれます。一方で冷えを促すこともあります。

冷えを食事から改善する場合は、栄養素も大事です。そして、食べ物の温度やその量、消化に負担がかかっていないかなども大事です。

ショウガは生か加熱かで作用が異なる

では本題のショウガについて。ショウガは学生時代に「生か乾燥させたものかで作用が異なる」と習いました。調べてみると生か乾燥・加熱かで違うようです。

加熱方法の温度や時間は諸説ありますが、だいたい30分80℃が一つの基準です。もっと詳しく知りたい方はリンクを貼ります。こちらをご覧ください。

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冒頭の質問で「ショウガチューブを入れた紅茶」が出てきましたね。
おそらくショウガの刺激で、かぁーっと熱くなることはあると思うのですが、薬効的には温まらない。

おいしくて幸せを感じるなら、し好品としてお飲みになるのはいいと思うのです。いかがでしょうか。

ショウガはスパイス

大学で自然科学を学んだ時「質と量のバランス」を考えることを学びました。このバランスは科学情報や健康情報を取り入れる時にもすごく重要だと思います。

例えば薬は、直径4ミリ程度の錠剤などでからだの辛い症状を和らげてくれたりします。また毎日食べる主食がお米だとすると「お茶碗分」が目安として使われます。少なくて効くもの、多くとっていいもの、それぞれには「質と量」の考え方を当てはめると理解がしやすいです。

冷えと食事で冷えを促すものと書きました。冷えと食事と書くと、からだを冷やす食材を思い浮かべがちですが、量でいうと飲み物の温度も確認したい項目です。多くのご家庭でありがちなのが麦茶。特に今年は水筒を学校や幼稚園で飲む機会も多く、どうしても冷えた飲み物を大量にとってしまいがちでした。

このように質と量は両方を見ないと、からだに本当に与えている影響が見えなくなります。

前置きが長くなりました。このバランスでいうと、スパイスは少ない量で食材の味を大きく変える力を持っています。ショウガはその部類です。ニンニクやシナモン、カルダモン、コショウなども同じです。スパイスは少ない量で効く。からだに働きかける作用が強いので刺激性が強い食べ物です。

ショウガ(スパイス)をたくさんとったらどうなる?

では、少量で効くものを大量にとるとどうなるでしょうか。

私達のからだは食べたもので出来ています。消化器は食べ物を細胞が取り込める栄養にまで分解して吸収する役割を担ってくれています。

スパイスは少量で効きまます。それらを大量にとった場合は、からだにはメリットよりも刺激物としてのデメリットが出てきます。例えば胃腸が荒れて痛みが生じたり、下痢や便秘になります。

それだけではなくからだ全体に影響をもたらします。刺激物はからだを興奮させます。発汗も表面で起きるのでリラックスにはつながりません。

また私の用いる流派では、刺激物は腸の熱を高め、炎症作用を悪化させると考えています。そのため何かしらの痛みを抱えている人やアレルギー症状がある人、原因不明の痛みがある場合は、刺激物を控えることをおススメします(オーラで食べ物との相性を見ても控えた方がいいと出るケースが多いです)。

では冒頭のご相談の場合はどうでしょうか。

このご質問をいただ後に詳しくお話を伺いました。ショウガをとるきっかけは冷え改善だったそうです。そして召し上がっている割には冷えが改善されていないということ。

冷えの根っこの原因が過度な緊張だとすると、ショウガは刺激物なのでかえって冷えを加速させているかもなーとは感じました。ここまでを読んで、もしショウガを減らしてもいいと思われたら、減らしていくのはおススメです。

冷え改善は他の方法も組み合わせて。リラックスしながら改善を目指していくと、短期間で目に見える変化は実感しにくいのですが、それでもからだを一生ものとしたときにゆっくり変えるのはおススメです。

9月30日まで視聴可能な動画はこちら。

また11月下旬にも最新版の冷え改善講座を開講予定です。

改善は「まずは減らす次に足す」が原則

ショウガに限らずまた冷え改善だけでなく、セルフケアは「まずは減らして、次に足す」が原則になります。例外は身体がすごく疲れている時や、回復期などです。

  • 毎日しんどくい
  • 疲れやすい
  • 心の消耗が激しい

このような時は食べ物の場合は、消化にいい状態の栄養を足します。あるいはお薬や漢方を使うのも手です。

またこのような時期に運動をするとかえってけがをする方もいるので、運動を足す前に休養をお勧めしてもいます。

からだにいいことって何かを足したくなるのですが、それは本当にからだが本当に欲しているからではなく、「体にいいことをしている安心感」を得るためだなと感じます。

減らすって怖いかもしれないのですが、東洋が医学的医は瀉法(取り除く)からの補法(加える)が原則なので、覚えておくと損はないと思います。

本当に合っているか。改善していなければ、その方法はやめてみる

今回冷え改善講座を8月下旬に行って11月下旬に再び行うのは、冬前に必要な情報をお届けしたいのと、8月からの変化をチェックするためです。

からだの変化を自覚できるのはだいたい3か月が目安になります。何が変わったか、何を修正すればいいのか。変化が感じられなければ、何かをやめてみる。

私達は先ほど書いた通り、からだにいいことをしている安心感が欲しい生き物です。何かをやめることってすごく勇気がいります。なので3か月を目安にして、改善できていなかったらとりあえずやめてみて、過ごしてみる。もし冷えが悪化していなければ、やめても影響がなかったと納得できる期間でもあります(11月にこれをするのはおすすめしない、だって寒いもの)。

逆も同じで、何かを加えてみて変化がないならやめる。ただし本来の目的以外に改善できていたことがあるかもしれません。そのバランスを自分で判断するのはちょっと高度かもしれませんが、「改善しないなら強引に続けない」と言う考え方はぜひ頭の片隅に置かれることをおススメします。

こちらで書くのは多くの方の当てはまる考え方や方法です。個別のご相談は遠隔ヒーリングや出張治療で対応しています。セルフケア講座はここで書いた内容などを体系的に学べます。

まとめ

ショウガは生だとからだを冷やす。加熱しても少量で効く。大量にとる場合は、胃腸に負担がかかりやすいので注意が必要。

冷え改善講座はこちら(9月30日まで)

また11月下旬に開講します。