妊活さんのセルフケア、生活習慣に焦点を当てる時は、睡眠の改善をよく提示します。
「本気なら寝てください」と。
でも、実際はやりたくても難しいケースもたくさんあるんですよね。なので、一つを完璧よりも出来ることを少しずつ。そのために、次善策を一緒に考えていきます。
肝のオーバーワークや興奮を抑えるために、コーヒーをやめたりチョコレートや刺激物をやめる。どうでしょう、これもブレーキかかりますか?
あるいは、夜に食べる時間を今より早める。これならどうでしょう。
要は体の回復を目的に日常で何気なく選択している習慣を見直すことです。
コーヒーとチョコレート。カフェインというよりはコーヒー。なぜか、脳の疲労が濃くなる食品です。
ごめんなさい、なぜかはわからない。
でも、ストレスがある場合や、頭がすっきりしない場合はこの二つがNGになりやすいです。
妊活さんは、睡眠の質が落ちている場合が多い。睡眠の質が落ちていて、脳がクリアな人をまだ見たことがない。なので、妊活さんにもコーヒーとチョコレートはNGと伝えます。
刺激物や、夜遅くの食事。これは、体の仕組みと絡みます。
人間の体は、一度食べ物が口に入ると、消化器系はずっと動き続けます。
夜間は副交感神経が優位になって、消化にも良い時間なのですが、夜間は同時に体全体の回復にもベストタイムなんです。
でも、消化する量が多かったり、刺激物が体内に入ると、回復に必要なエネルギーが消化に分配されてしまう。
なので、回復が不十分で翌日を迎える。すると、せっかく寝ていても睡眠の質が下がるのです。
これは別に妊活さんでなくても中高年の男性サラリーマンでも同じなんです(笑)。
でも、妊活さんにはやぱり理解してほしい。
これらを守って改善したからって、必ず授かるとは言い切れないのがこちらの弱点ではありますが、
本気で授かりたいなら、目を向けてほしいなと願っています。
やれることをやれる範囲で。ストイックになるのもまた違う。加減が難しい。
五十嵐 いつえ