想定外の出来事が起きたときは、呼吸を常に深く

今年は大きな災害が記憶に残る一年となっています。

今現在皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

 

 

私は2016年に、2011年の東日本大震災の影響から回復されていない方を診たことがあります。

目に見える復興も、身体の回復の速さもそれぞれだなと感じています。

 

 

 

【早く解決しようとするときは、肩で息をしている】

災害だけでなく、想定外の出来事が起きたとき、その出来事との向き合い方が、心身の消耗速度と関係すると感じます。

「いやだ、早く解決したい」という思いがあると、呼吸は荒くなり早くなります。

 

少し専門的な話になると、この時は交感神経という興奮状態や闘争モードの自律神経が活発になっています。

交感神経って、発奮には大事な神経なのですが、長くは持続しません。

それでも活発に動かすこともできるのですが、対価として副腎というストレスに対抗するホルモンを出す臓器がオーバーワークになり、背中が固くなったり、睡眠が浅くなったり、攻撃的になります。もちろんイライラします。

 

【その出来事は、短期的な解決が必要な出来事ですか?】

これまた専門的な話になりますが、人間は生物として、興奮状態と同じくらいリラックス状態を必要とする生物だと思っています。

リラックスには副交感神経の活動が必要です。何となくお判りでしょうが、交感神経とバランスを保ちながら、あらゆる行動をサポートしてくれます。

副交感神経は、呼吸が落ち着いているときに活発になります。

深い呼吸や、呼吸が落ち着いている場面を想像してください。

物事をどっしり構えて見られませんか?

 

先ほど書いた通り、想定外の出来事は【因果関係無関係】でいつでもどこでも起こりうると思っています。

そして、災害からの復旧や復興には時間がかかります。

ですので、「早く解決しよう」というモードではなく、出来るだけ深い呼吸で過ごすことをお勧めします。

 

 

なお、「私より大変な人もいるから、私は我慢できる」という発想も、副腎に負担をかけます。

あなたの身体を労り、守るのは、あなた自身です。

気持ちはあなたのものです。

深い呼吸だと、自分の気持ちを自分できちんと受け止めやすいと考えています。

我慢は行動。その前に自分の気持ちを見つめてみましょう。それだけで、変わることもあります。

 

五十嵐いつえ

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