子どもの不安定さに気づいたお母様からのご依頼と、いじめ対応へのサポート事例

内容

小学校低学年のお子さんが最近不安定とのこと。目つきや言動に不安定さがある。気にはしていたが、親のせい(夫婦間がぎくしゃくしていたから)なのか、あるいは子ども同士のトラブルだったとして、乗り越えさせるべきなのか。

 

対応メニューと経過

遠方からのご依頼でしたので、遠隔調整として対応しました。

①初回の問診も兼ねていたので、電話で具体的な話を確認し、遠隔調整でお子さんとお母様のお二人の身体状況を把握し、同時に調整しました。

この際、お母様が案じていたのは、近所のお友達との関係です。また、夫婦間の状況や、お母様のご実家の事情なども教えて頂きました。

 

②身体情報とご依頼内容に対してのコメントを、メール※にてお送りしました。

・お子さんは、心身のダメージが深い状態でした。また、原因となっている対象者と状況含めて、【お母様が的確に把握していた】ことをお伝えしました(※お母様は、ご自身の判断に確信が持てなかったことでご依頼をくださいました。ですから、私の意見が自信になったそうです。)。

・お子さんの身体の疲労も濃いことから、具体的な対策をご提案しました。しかし内容を書きこみながら、もっとふさわしいご提案が何かあるはずと、決め手に欠けると感じていたため、率直にお伝えしました。

※遠隔調整後のやり取りは、基本的にはメールで行います(調整後含めて2往復まで無料、それ以降は1往復2千円別途頂戴するか、改めて今後の方向性をご案内いたします。)。調整後の電話での対応をご希望の場合は、10分までは無料、それ以降は30分毎に3000円頂戴いたします。

 

年齢的に、このような深いダメージがあるときは、楽観的には捉えにくく、真剣に向き合いたい状況と判断しました。しかし、伝え方次第では、お母様の不安を助長させてしまいます。また、お母様ご自身の身体疲労も濃く、心にモヤモヤをためこみやすいと判断しました。具体的な対策案をお伝えしながらも、お母様の率直なご意見を待って、どうまとめていくかを考える事にしました。

 

③数日後、お返事を待っている間に事態が急展開し始めます。いじめとして認知され、関係者が動き始めました。お送りしたコメントへの質問を頂く予定でしたが、そのまま継続的なやり取りを開始しました。

どうも、お子さんはこの数か月に二度「死にたい」と発言をされていたそうです。

事の重大性と、長期化していたことを重く見て、関係者が動き始めました。お母様は周囲が動き始めて、「やはりそうだったのか」と感じると同時に、「なぜ?」と相手側への怒りや様々な感情が起きてきました。

お母様は、私が以前のブログに掲載していた、『いじめカテゴリー』を読んでくださっていました。

様々な感情がおありながらも、冷静に対処されていました。また、学校や関係した場所との連携をしながらも、相手側のお子さんとご家族に対して【伝える事・伝えない事】を意識しながら対応されました。実際は、心細さと不安感とが大きかったとのこと。本当に良く頑張って行動されたと思います。

 

④実質的な対応が落ち着いた後、お母様のカウンセリングを行いました。

事前の内容では、お子さんを含めた今後の関係者への対応や、お母様の気持ちを整理する予定でした。しかしカウンセリングをスタートすると、お子さんの心身がかなり安定していること、ご両親に対して信頼を寄せているという変化を感じ取りました。

この情報を起点に話を進めました。お母様が抱いていたご不安「私の対応が正解だったのか」は、要らないとお伝えし、今後の具体的な対応と、出来れば避けたいことをお伝えしました。

※カウンセリングでは、必要に応じて『気診』という技術を用いています。Art of Healing で提供するメニューは、気診が組み込まれています。見えないものをどう扱うかは、一生考えるべきテーマだと思っていますが、Art of Healingは正しさを主張するよりも、生き方を整える手段として用いる事を大事(リンクに飛びます)にしています。

 

 

今回は、いじめの典型的な流れと、感情の変化にうまく対処できたケース

いじめの中では、かなり早期に事態が動き、収まったと思います。また関係者が、比較的協力的だったことも功を奏しています。しかし、お母様の奮起があったからこそ、早期に落ち着いたと感じました。※残念ながら、子どものいじめに関しては、被害を受けた子どもの保護者が積極的に活動する必要があります。

そもそも、お母様ご自身が、ご相談の時点でかなり消耗されていました。それでもお母様を動かした想いは、『自分の子どもはもちろん、どの子のことも大切に思っている。何としても解決したいという思いだけは周りに伝える。実際のところ、親ができることって、それくらいしかない』でした。

 

お子さんの状態が大きく改善されていたこと、むしろ健やかに成長できるような土台が見えてきたことに、お母様のご尽力に深く感謝しました。

 

私が、お母様に感服したのは以下の点です。

「うちの子は親に守られている大事な子なんだ」これを、相手方のお子さんに、お子さんの目の前でお母様がお伝えしました。そして、いじめに関した会話を夫婦でしたことで、「この人はこういう人だ」と以前より良い距離間でご主人を理解されたことでした。

 

何よりも、いじめの対応では感情を切り離し、でも「善人ではない」と【自分を大事にする行動】を今後取り入れるとのこと。そのご判断ができたことが本当に素晴らしかったと思いました。

 

 

この事例は、この先にいじめと向き合う保護者の方へ向けた、お母様からのエールでもあります。掲載のご承諾ありがとうございました。

 

五十嵐いつえ

 


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