いじめで見過ごされがちな当事者たちと組織

いじめは俯瞰してみて初めて全体が見えてくる。

いじめが起きる状況を理解するために

少しだけ俯瞰した時に見える構図を説明します。

対人トラブルすべてに当てはまることですが、

なぜ対人トラブルが起きるかは

その場をコントロールする人の能力が低い、

もしくはその場が機能していないからです。

気の流れを読んでいると本当によく理解できます。

いじめに関してまとめます。

クラスの中で起きている場合、

これをコントロールするのは担任です。

担任が役割を果たさないために、

子ども同士が互いに糾弾や批判を行い、

いじめの温床を作ります。

そしていじめが制御不能になります。

と、書くと、担任が全て悪くなりますが、

そうではありません。

担任が一人で背負うのは無理です。

担任の問題と、組織としての問題があります。

担任のキャパを見抜けない、

あるいは本当の意味で手を差し伸べない

学校の組織体系の問題です。

管理職や、その集団の問題です。

そして、学校に意思決定を通達するのは

教育委員会です。

教育委員会は

文科省や自治の上長の影響を受けます。

一つ上の立場が、場の方向性を決めます。

その場を形成するメンバーの相性や

雰囲気もありますが、

解決のキーパーソンは一つ上の立場。

この法則だと

子どものいじめは、大人の問題です。

対人関係全般に。

当事者同士のいがみ合いは

全く不要で不毛なエネルギー交流です。
誰が悪いとか簡単には決められないこともわかります。

同時に、解決に向けて冷静になれます。

双方がテーブルにつけるのです。

 

どうしたら解決できるかに注視するのみ

皆さんが思っているよりも多くの場面で、

集団の雰囲気や習慣が

状況を苦しくさせている場合があります。

いじめや不登校の場合は、

親のしつけや教育や子育てがやり玉に挙げられます。

確かに親の影響は大きいのですが

不登校がいじめによるものならば、

不登校はいじめが解決されることが大事です。

いじめが学級崩壊で起きているならば

クラスの運営が立て直されることが大事です。

学校が長年の地域の伝統から、

クラス運営に不文律の雰囲気があったり、

保護者が原因を見極める勇気を持たない場合は、

そのテコ入れ(書いているだけで、負荷を想像して気が遠くなる。。)が大事です。

繰り返します。

いじめによる不登校は、いじめが問題。

学級崩壊によるいじめは、学級崩壊が問題。

地域性による学級崩壊は、地域性が問題。

当事者同士がどっちがモンペとか、

全く解決に必要ない視点です。

渦中にいる場合は子どもや保護者が問題と責められるし
罪悪感も起きるので、棚に上げることが難しい。
でも、棚に上げて苦しさを招いた温床を見極めましょう。

五十嵐 いつえ


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