子どもは親の想いを受け取る。親がどうしたいか。自分の気持ちを育てましょう。

先日のPTA講座でお話をしたのですが、ヒト(生物学的な人間の表記方法です)は、真似る事で成長できる生物です。行動を真似るだけでなく、出来事で出してよい感情や表情も真似ます。

この特徴はつまり、ヒトは相手の感じている内容を受け取ることができる能力によって成立します。簡単に言うと「以心伝心」。そう、真似ができるということは、相手の気持ちとも同調するということです。

 

笑顔には笑顔。驚きには驚き。喜びには喜び。悲しみには悲しみ。戸惑いには戸惑い。

 

同調できる力には、個人差がかなりありますが、日本で育つと、協調性や調和が大事にされる文化なので、同調できる力は他の地域や文化よりも強いと感じています。

 

この時に、何が起きるかというと、【自分の気持ち】が見えなくなるのです。「あなたはどう思う?」に対して意見が言えません。個人の意見を言う必要がない。それよりも協調性や調和。今までの日本では、自分の気持ちを育てる力が弱いなと感じています。

 

なぜこの話を中学校の講座で話したかというと、思春期に親として向き合う事は、覚悟がいると感じているからです。

 

思春期の子どもは、親から離れて自分らしさを模索する時期です。同時に、性ホルモンの影響から、身体が大きく変化する時期です。変化は不安定さと同じです。心と身体が不安定になる。思春期の子どもは、成長しているからこそ不安定です(※思春期のスタートには、男女の差と個人差があり、早いこと遅い子では10年近い開きがあると感じます)。

 

親は、その不安定さに対して、行き過ぎを修正する役割があります。それは主観で構わないと思っています。子育てには正解がありません。でも、協調性や調和を大事にすると、自分の意見が育ちません。主観が言えません。迷います。

 

子どもは親を真似て成長してきましたから、親の迷いを受け取ります。この時、「親が迷っている」と客観視できるほど成熟していません。「自分のせいで親が迷っている」となる傾向があります。その結果、子どもが「そうさせてしまっている自分」を見つめてしまいます。そして、親もその思いを受け取り、、、、という無限ループです。

 

今後ずっとお伝えしたい内容があるのですが、【気持ちを言える力】を育て続けたいと思っています。【あなたはどうしたい?どう思う?】大人も子どもも育てたいのです。

 

発達障害、いじめ、不登校だけに限らず、生きづらさはいつでもどこでも訪れます。起きないように避ける事も大事ですし、向き合う力も大事です。【どうしたい?どう思う?】この力を大人が育て始めると、子どもも育て始めます。それは自立への布石として大事な土台になってくれます。

 

そしてこの育て方、とっても簡単なんです。PTA講座では、あまりにも簡単すぎて、伝えるのに不安になりましたが(笑)、繰り返し自分に問いかける事が、閉じていた扉を開かせます。

 

現時点では、一緒に講座を育てたささきともみさんのワークか、私の個人メニューお伝えしていますが、出張で講師も可能です。ご希望がありましたら、ご連絡くださいませ。

 

五十嵐いつえ


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